都心において、所得が低い高齢者でも入ることのできる施設が、都市型軽費老人ホームです。月額費用も、有料老人ホームと比べてかなり安くなっています。
都市型軽費老人ホームでは、見守りや食事・洗濯や掃除などの生活援助を受けながら生活することができます。
今回は、都市型軽費老人ホームについて、施設の特徴・軽費老人ホーム(ケアハウス)との違いや、利用条件についてお伝えしていきます。
まずは資料請求してみましょう
目次
1. 都市型軽費老人ホームとは?
生活をしていくのに経済的不安がある方や、何かしらの理由で、親族から介護や見守りケアを受けられない方の施設として、軽費老人ホーム(ケアハウス)ができました。
しかし、東京などの都心部では、入居希望者は多くても、地価が高く軽費老人ホームを増やしていくことが難しい状況となりました。
そこで、部屋の広さやスタッフ数について、軽費老人ホームよりも条件を緩めた、都市型軽費老人ホームが新たに認められました。
2. ケアハウス(軽費老人ホーム)との違いは?
部屋が狭い
都市型軽費老人ホームの個室は、4畳半の大きさがあれば良いことになっています。通常のケアハウス(軽費老人ホーム)の個室は、約13畳なので、都市型軽費老人ホームはかなり狭いと言えます。
住民票のある地域の施設のみ申し込み可能
ケアハウス(軽費老人ホーム)は、希望の施設に申し込みをすることができましたが、都市型軽費老人ホームは、住民票のある地域の施設のみ申し込みをすることができます。
低価格
ケアハウス(軽費老人ホーム)では、入居一時金がかかるのに対し、都市型軽費老人ホームは、入居一時金が不要です。
また、低収入の場合には、減免措置もあるため、経済的に不安な方にも安心です。
3. 都市型軽費老人ホームの利用料金
前述した通り、都市型軽費老人ホームは、入居一時金がありません。
また、月額費用も約10〜13万円(家賃・光熱費・食費込み)とかなり安価となっています。
4. 都市型軽費老人ホームの介護サービス
都市型軽費老人ホームには、介護職員もいますが、人数はとても少ないです。
そのため、介護サービスを受けたい場合には、外部のサービス会社に申し込む必要があります。今、通っているデイサービスなどがあれば、その会社を引き継ぐことができます。
一方で、介護度が上がってきてしまい、24時間介護ケアが必要となると、住み続けることが難しいかもしれません。
5. よくある質問
どのくらいの規模の施設か
都市型軽費老人ホームは、入居者が5人〜20人までと、非常に小規模な施設となります。
また、職員配置も、施設長・生活相談員1人・介護職員1人・夜勤職員など限られています。
個室にトイレはあるか
個室が非常に狭いため、基本的にトイレやお風呂は、共用スペースにあるものを使います。
まとめ
都市型軽費老人ホームは、今までのケアハウス(軽費老人ホーム)よりも、安く入居できることがわかりました。また、収入に制限がないため、生活保護の方でも入居することができます。
これからニーズが高まる都市型軽費老人ホームですので、都心部にお住まいの方は、まず近くに施設があるかをぜひ確認してみてください。