仕事と介護の両立を応援するブログ

これから介護世代が増える中、育児や仕事と両立していく子供世代も増加します。いまそのような状況になっている方・これから可能性のある方に向けて、介護とはどのようなことなのかをわかりやすくお伝えできればと思います。

トロミ剤の選び方とおすすめトロミ剤ランキング

噛む力が弱くなったり、飲み込みが苦手になると、飲み物や食べ物にトロミをつける必要があります。

市販のトロミ剤の多くは、時間が経ってもトロミが続きやすいので、介護食を作るのにとても便利になります。

一方で、市販のトロミ剤はたくさん発売されていて、何が使いやすいのか分かりにくいともいえます。また、毎日使うとなると、続けやすい値段である必要もあります。

今回は、使いやすさと値段に着目したおすすめトロミ剤ランキングをご紹介したいと思います。

1. トロミ剤の選び方

トロミ剤の原料は、昔ながらのデンプンからできているものと、少ない量でトロミがでるグアガム系と、溶かした後に時間が経ってもトロミが持続しやすいキサンタンガム系があります。
それぞれの特徴をみていきましょう。

デンプン系のトロミ剤

デンプン系のトロミ剤は、トロミをつけるのにある程度の量を必要とするため、風味やにおいが変わりやすくなってしまいます。また、せっかくついたトロミも、唾液などの影響により、サラサラになりやすくなります。

グアガム系のトロミ剤

グアガム系のトロミ剤は、少しの量でしっかりトロミがつくので、経済的です。しかし、使い方に慣れるまでは、使いすぎてネバネバしやすくなったりと、量の調節が難しいです。

また、トロミが一度ついても、時間が経つとサラッとしやすくなります。

キサンタンガム系のトロミ剤

キサンタンガム系のトロミ剤は、味やにおいの変化もなく、使いやすいトロミ剤です。
また、トロミをつけたあと時間が経過しても、トロミが一番残りやすいので、安心です。

キサンタンガム系は、現在のトロミ剤の主流になってきていて、デキストリンなどもこちらの分類に該当します。


2. トロミ剤の基本的な使い方

トロミ剤の使い方には、食べ物に使う場合と飲み物に使う場合で、コツがあります。

食べ物にトロミをつける場合

食べ物にトロミをつける場合には、使うトロミ剤の分量に従って、トロミのつけたい食品に混ぜます。混ぜるときは、なるべく早くかき混ぜて、2〜3分放置することで、トロミが安定しやすくなります。

飲み物などにトロミをつける場合

飲み物など、トロミのつきにくいものに混ぜるときは、 2回混ぜることでトロミがつきやすくなります。

まずは、分量通りトロミ剤をいれて、勢いよくかき混ぜたあと、 10分程度してから再度混ぜることで、トロミがつきやすくなります。

3. トロミ剤ランキング

1位 飲み物におすすめ!トロミアップパーフェクト


日清オイリオ トロミアップ パーフェクト 1g×100本

トロミアップパーフェクトは、少量でしっかりとトロミがつくので、飲み物などの汁物への利用がおすすめです。どなたでも簡単にトロミをつけることができるので、とても便利です。

すぐに溶けるため使いやすく、お値段もリーズナブルな商品です。

2位 ニュートリーソフティアS


【ニュートリー】 ソフティアS とろみ食用 innobox本体 500g

熱いものも冷たいものも、ダマになりにくく、すぐに溶けてくれます。量がたくさん入っているのに、安価で、毎食使う方にはとてもリーズナブルです。

少量でトロミがつくので便利ですが、放置すると粘度が高くなりやすいので、作ったらすぐに食べることをお勧めします。

3位 つるりんこクイックリー


つるりんこ クイックリー 3g50本 (クリニコ) (食品・健康食品)

デイサービスなど、持ち運びに便利なスティックタイプもあるシリーズです。ダマになってしまっても、少し置いてからかき混ぜることで、ダマも消えやすくなります。

なにより、無色透明なので、食材や飲み物が濁らずに使えるのがとても便利です。


4位 とろみエール


介護食品 とろみ食 とろみエール 2.5gX30本入 (和光堂 ユニバーサルデザインフード とろみ調整)

スティックタイプで、デイサービスなどに持ち運びやすいです。あたたかいものには、スッと溶けて使いやすいですが、冷たいものだとしっかり混ぜる必要があります。

また、混ぜ方によっては、少しダマになりやすいという口コミもあります。

5位 トロミーナハイパー


トロミーナ ハイパータイプ 2kg

トロミ剤が2kgという大容量は、ドラッグストアなどでは手に入りにくいのでとても便利です。トロミも早くつく上に、トロミの調節もしやすいので、使いやすいといえます。

ただ、ナトリウム量が、100gあたり1200mgと多めなので、ナトリウム制限している人には使いにくいかもしれません。

https://kaigo.link/entry/toromizai-how-to-use/guide/
トロミ剤の適切な使い方と注意点についての記事も是非参考にされてみてください。

持ち歩き可能な水分補給アイテム

デイサービスや、病院など、外出先でも簡単に水分が摂りたいですよね。しかし、嚥下困難な方は、トロミをつけても時間が経つと硬くなってしまったり、やわらかくなりすぎたりと、調節がとても難しくなります。


アイソトニックゼリー(100ml*30本入)

アイソトニックゼリーは、嚥下困難な方向けの水分補給剤になります。 99.9%が水分でできているにもかかわらず、クラッシュタイプゼリーなので、むせることなく飲み込むことができます。
また、一本ずつ個包装なので、散歩や通院の持ち歩きにとても便利です。

そして、何より美味しいんです。水を飲むよりもずっと美味しく飲めます。ポカリスエットを薄めた感じで、ほんのり甘みがあります。

まとめ

トロミ剤は、嚥下困難な方は、毎日使うものなので使い勝手が良いものが便利です。また、コストパフォーマンスも大切と言えます。

ドラッグストアでは手に入らないようなお得なトロミ剤もご紹介しているので、ぜひ参考にされてみてください。