特別養護老人ホームには、住民票のある地域の人のみ入居することができる・見守りを行う地域サポート型・30人以上居住できる 広域型特別養護老人ホームの3タイプがあります。
今回は、地域密着型で、在宅介護をしている人を対象にしている地域サポート型特別養護老人ホームについて解説していきたいと思います。
サービス内容や、利用条件・利用料金についてわかりやすく説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 地域サポート型特別養護老人ホームとは
地域サポート型特別養護老人ホームとは、在宅介護をしている高齢者の 24時間見守りサービスを行う、都道府県認定の特別養護老人ホームのことです。
まだ施設数が少ないのが現状ですが、今後の高齢化社会に向けて、増設されることが期待されています。
2. 利用対象の条件
地域サポート型特別養護老人ホームは、見守りを目的としているため、利用条件も緩やかになっています。具体的には以下の通りです。
・65歳以上の高齢者
・介護保険にまだ認定されていない人でも可
・介護保険認定しており、暮らしに不安がある方
3. 利用料金
利用料金は、 月額数千円(2000円くらい)と安価となっており、緊急用コールなどのオプションを付ける場合は、別途オプション料金などがかかります。
4. 利用できるサービス
1. 見守りサービス
週に1回以上の電話や自宅への訪問により、見守りサービスを行ってくれます。孤独感の強くなる高齢者にとって、定期的に訪問や電話をしてくれることで、生活相談がしやすくなります。
2. 緊急対応サービス
緊急時には、夜間や早朝でも緊急時に自宅に駆けつけて安否確認をしてくれます。必要時、救急や家族への連絡もしてくれます。
3. 相談支援サービス
介護相談のほか、生活相談などの相談支援サービスを行ってくれます。地域密着型なので、 デイサービスなどの介護事業所の紹介などもしてくれます。
まとめ
地域サポート型特別養護老人ホームは、 在宅介護をしている高齢者のための見守りに有用ともいえます。
独居の高齢者の方や、家族と同居でも日中ご家族がいらっしゃらない場合は、見守りサービスを利用することで安心感があるといえます。