家でテレビを見ていると、家族に音量が大きいと言われて迷惑をかけてしまうことはありませんか。小さい声が聞こえにくくなったり、聞こえ間違えが増えてきたら、集音器の検討をされてみてはいかがでしょうか。
今回は、集音器とはどんなものなのか?集音器を使うメリット・デメリットや、集音器の特徴についてもお伝えしたいと思います。
1. 集音器とは?
集音器とは、すべての音の音量を大きくするツールになります。たとえば、目の前にいる人の話し声だけを聞きやすくするのではなく、周りの雑音なども同じように大きくします。
そのため、中等度難聴以上になると、耳への負担が大きくなります。
2. 集音器の種類とは?
耳あな型
耳の中に集音器を入れるので、鼓膜の近くで音を集音するので、自然な聞こえ方をするのがメリットです。
耳かけ型
耳に引っ掛けて集音します。耳あな型よりやや大きく、多機能のものが多いです。眼鏡やマスクなどの邪魔になることもあります。
ポケット型
本体をポケットに入れたり、音量を簡単に手元で操作することができます。ほかの形よりも、音量調節が、自分でしやすいといえます。
耳に付属のイヤホンを入れる事で、使うことができます。
ヘッドホン型
近年人気の高い骨伝導型の多くの集音器は、ヘッドホン型になります。骨伝導型は、鼓膜を通さず耳の中の蝸牛へ振動音を伝えるので、耳への負担が少なくなります。
3. 集音器のメリットは?
集音器はよく補聴器と比較されがちですが、集音器を使うメリットにはどんなものがあるのでしょうか。
価格が安い
集音器は、数十万円以上する補聴器と比べて、約2〜3万円で購入することができます。価格が安く、手に入りやすいのがメリットです。
メンテナンスが必要ない
補聴器は、定期的なメンテナンスやフィッティングが必要となります。これは、その人それぞれの耳の聞こえ具合にあわせて、補聴器を調節するためです。
集音器は、基本的にすべての音を大きくするため、細かいメンテナンスが不要です。
フィッティングが不要
補聴器のように、一人一人の聞こえに合わせた細かい調節が要らないので、集音器は、フィッティング無しでインターネットなどで購入することができます。
4. 集音器のデメリットは?
雑音も大きくなってしまう
集音器の多くは、周りの雑音も聞きたい音と同時に音量が大きくなってしまいます。他にも、音量を上げると、ハウリングが聞こえることもあります。
耳への負担がかかりやすい
集音器は、難聴の方のために作られた医療機器ではありません。あくまで家電になるため、音量を大きくしすぎることで、耳へのダメージにつながることもあります。
まとめ
集音器は、少し聞こえが悪くなってきた方や聞き間違えが多くなってきた軽度難聴の方には、使いやすい聞き取り家電といえます。
集音器の種類と特徴を理解し、自分に合った集音器をぜひ選んでみてください。
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