仕事と介護の両立を応援するブログ

これから介護世代が増える中、育児や仕事と両立していく子供世代も増加します。いまそのような状況になっている方・これから可能性のある方に向けて、介護とはどのようなことなのかをわかりやすくお伝えできればと思います。

サプリメントの正しい使い方と選び方とは?

日本でもセルフメディケーションの意識が高まっているため、サプリメントの使用する方の割合は、年々増加しています。

サプリメントを使用することで、足りていない栄養を補うことができます。

今回は、サプリメントと医薬品の違いや、正しいサプリメントの選び方、おすすめの飲むタイミングについて、薬剤師が解説していきたいと思います。

これからサプリメントを始めてみようという方や、サプリメントをなんとなく飲んでいる・飲む種類が増えてきたという方は、ぜひ参考にされてみてください。

1. サプリメントと医薬品の違いとは?

サプリメントも医薬品も、カプセルや粉末など見た目は、どちらも似ています。しかし、サプリメントと医薬品は、作り方や効果などに多くの違いがあります。

サプリメントを適切に使うためにも、サプリメントと医薬品の違いをしっかり認識しておくことが必要です。

医薬品とは

医薬品とは、動物実験や健康な人での治験などを重ねて、効果や副作用について様々な試験に合格したものだけが販売できるものになります。

つまり、医薬品とは、厚生労働省の定める様々な審査を通過して、効果や有効性が科学的に承認できたものになります。

サプリメントとは

サプリメントとは、健康食品の一種であり、足りない栄養を補うためのものになります。
そのため、サプリメントは、病気そのものを治したり予防する目的ではなく、健康を維持するための栄養補助食品となります。

効果が認可されているサプリメント

サプリメントの中には、健康維持などの効果が認められているサプリメントもあります。

「トクホ(特定保健用食品)」や「機能性表示食品」と表示されているものは、一定の効果が認められているため、広告やネットなどにもその効果を載せることが許可されています。

2. 正しいサプリメントの選び方とは?

自分に足りていないものを理解する

サプリメントを選ぶときには、自分に足りていないもの・必要な栄養素をしっかりと確認してから選ぶことが大切です。特に、サプリメントを組み合わせて使うときには、成分の重複や飲み合わせの確認も必要です。
まずは、自分に合ったものを必要最低限から使用することが大切です。

目的別に選ぶ

サプリメントを選ぶときには、サプリメントのもつ目的を理解して選ぶとわかりやすいといえます。サプリメントを目的別に分類すると以下の通りとなります。

・栄養成分を補うもの:マルチビタミン

・健康維持のためのもの:青汁等

・目的が明確なもの:ダイエット、不妊

ご自分が何のためにサプリメントを飲むのかを、大まかな目的から考えて、必要な成分を割り出してみてください。

体験談やレビュー、広告を鵜呑みにしない

体験談やレビュー、広告については、個人差があります。1つの参考適度に留めておくことが大切です。

3. サプリメントを飲むタイミングとは?

サプリメントを飲むタイミングは、商品に明確に記載されていなければ、基本的には飲みやすいタイミングで飲んでしまって構いません。

より吸収を良くするためには、サプリメントは、水溶性の成分のものと脂溶性の成分のものがあります。脂溶性の成分としては、ビタミンDやビタミンE、魚の脂などは脂溶性になりますので、食後の方が吸収が良いと言われています。

サプリメントには、様々な成分が複合的に含まれていふことが多いので、1日数回に分けるものであれば、 1日2〜3回食後に服用がおすすめです。

たとえば、水溶性ビタミンのビタミンCやビタミンBなどは、一度に飲んでも数時間しか体にとどまることができません。そのため、数回に分けて飲んだ方が吸収がよくなるといえます。

4. サプリメントの効果は?

サプリメントは、栄養を補うことを目的としているため、残念ながら効果を表示することはできません。【トクホなどを除く】

では、まったく効果がないのか?と言われると、そんなこともないのです。

例えば、便秘、体調が悪い、肌の調子が悪いというときの原因は様々で、栄養不足や栄養の偏りが原因のこともあります。そんなときには、体に合ったサプリメントで、栄養を補うことで症状が軽くなることもあります。

サプリメントは医薬品ではないため、効果を表示することはできないのですが、個人に合ったものを必要な分だけとることが大切です。

まとめ

サプリメントは、栄養を補う目的で使われていますが、満足度が高くリピートされる方も多くいらっしゃいます。

まずは、使用目的や自分に何が必要かを明確にしてから、必要なサプリメントにスポットをあてて開始することが大切です。