やわらか介護食は、介護食を作る家族がとても大変です。さらに、食材や味が単一化してしまい、食に興味がでず、食が細くなってしまう方も多くいらっしゃいます。
そんなときに、週に1食だけでも配食サービスを利用することで、本人の食への関心が高まるだけでなく、メニューを参考に介護食のレパートリーが増えるなど、家族もとても助かります。
今回は、やわらか介護食を取り扱う3社について、おすすめポイントをまとめて比較検討していきたいと思います。
- 1. 配食サービスの選び方とは?
- 2. やわらか介護食の配食サービス業者比較
- 3. やわらかダイニングの特徴
- 4. MFS-メディカルフードサービス
- 5. 宅配クック123
- 6. やわらか介護食の配食サービスおすすめは?
- まとめ
1. 配食サービスの選び方とは?
配食サービスの選ぶポイントは、全部で3つあります。それは、味付け・配送方法・介護食の種類の豊富さになります。
それぞれ詳しく説明していきましょう。
味付け
味付けは、個人の好みがあるので、1番良いのは面倒ですが、試してもらうことになります。
多くの配食サービスは、お試し食や味見食などが用意されています。他にも、送料無料など、初回限定割引があるところもあります。
味付けが自分好みであることは、食事への興味や楽しみにも繋がるので、面倒でもいくつか試してみることをおすすめします。
保存方法
お弁当は、多くの場合、宅配などによって送られてきます。そして、お弁当の保存方法は、常温・冷蔵もしくは冷凍保存となります。
冷蔵は、フレッシュなので美味しさをより感じやすいものの、日持ちがせずに食べきれない可能性もあります。一方で、冷凍の場合は、一度にたくさん頼むことができるので、受け取りの手間も省けるうえに、賞味期限も長くなります。
食が細くなってきている方であれば、食べたい時にレンジであたためて食べることのできる冷凍食がおすすめです。
介護食の種類の豊富さ
今回は、噛む力が弱くなった方や、飲み込みが苦手な方のための柔らかい食についての解説になります。
飲み込む力などは、年や介護度が上がるごとに弱くなってしまう可能性があります。そのため、柔らかさの度合いや段階がたくさんある方がおすすめといえます。
2. やわらか介護食の配食サービス業者比較
やわらか介護食の配食サービスを行なっているやわらかダイニング、MFS、宅配クック123について、それぞれの特徴を比較していきます。
3. やわらかダイニングの特徴
やわらかさは3段階選べる
やわらかダイニングでは、やわらかさの度合いが3段階に分けられているので、普通食に近いお弁当からムース食まで選ぶことが出来ます。
味付けは?
味付けの評価が高く、塩分が少なめなのに味がしっかりしていると好評です。
保存方法や日持ちは?
冷凍弁当としてクール宅配便で配送されるので、賞味期限は3ヶ月と長く保存することができます。
初回の味見はできる?
味見食は用意されていませんが、ムース食は3食お試しから、やわらかめ・ちょっとやわらかめについては、 7食から送料無料で試すことができます。
https://kaigo.link/entry/yawaraka-dining/coupons-reputations/
4. MFS-メディカルフードサービス
やわらかさは2段階選べる
やわらかさの段階は、やわらか食とムース・ソフト食の2段階から選ぶことができます。
やわらか食自体が、スプーンで潰せるほどのかなりやわらかい状態になっているので、噛む力がまだある方には、物足りない可能性もあります。
歯茎や入れ歯のみで食事をしている方が多く利用されています。
味付けは?
味付けは、美味しいとの高評価がとても多いです。さらに、見栄えや彩、お皿も無機質ではなく花柄など、細部まで気配りされています。
MFSホームページ
やわらか食は、できる限り食材の形が保たれるように工夫されているので、今までの介護食よりずっと食欲をそそります。
保存方法や日持ちは?
冷凍で配送されてくるため、冷凍保存すれば90日間は賞味期限があります。念のためにストックしておくこともできるので、とても便利です。
初回の味見はできる?
初回お試しパックもありますが、やわらか食が6食セット、ムース・ソフト食が9食セットからとなるので、お試しにしては、やや多めともいえます。
しかし、冷凍保存が可能なうえに、送料無料なので、継続しやすいともいえます。
https://kaigo.link/entry/medical-food-service/soft-meals-reputation/
5. 宅配クック123
やわらかさは2段回選べる
やわらかさの段階は、やわらか食とムース食の2種類から選ぶことができます。噛む力が弱い方には、刻み食も用意されています。
味付けは?
味付けは、全体的に薄めとなっています。
味付けがしっかりほしいと言う方には、物足りないかもしれません。
保存方法や日持ちは?
宅配クック123は、全国チェーンのフランチャイズなので、自宅に直接配送してくれます。
お弁当は、常温となっていて、到着したら2〜3時間以内、早めに食べ切る必要があります。
また、お弁当をそのまま配送してくれるので、留守の場合には、受け取ることができないのがデメリットとも言えます。
初回の味見はできる?
宅配123は、味見をすることができますが、普通食のみとなっています。 65歳以上の方限定で、普通食を無料で試すことができます。
注文のキャンペーンコード欄に『初回無料試食希望』と入力すれば適応となります。
→初回申し込みは、 こちらから店舗を選んで行ってください。
6. やわらか介護食の配食サービスおすすめは?
やわらか介護食の配食サービスおすすめは、やはり冷凍保存ができるほうが便利だと思います。そのため、やわらかダイニングかMFSが最もおすすめといえます。
MFSのおすすめポイント
MFSは、彩りやお皿に柄があるなど、細かい気配りが女性に人気です。MFSは、やわらか食以外にも、低タンパクやカロリー制限、糖質制限などさまざまなメニューがあるので、持病で栄養制限しなければいけない方には、とても便利です。
やわらかダイニングのおすすめポイント
やわらかダイニングは、やわらかさの段階が3段階あるので、そこまで柔らかすぎると食べにくい・食欲がそそらないという方には、"ちょっとやわらかめ宅配食"がおすすめです。
やわらかくなっていますが、ほぼ普通食と同じ感覚で食べることができるので、とても美味しいと評判です。
味付けは、お試しセットで確認を
やわらかダイニングは、初回限定送料無料となっています。MFSは、常に送料無料ですが、初回限定お試しセットが用意されています。
味付けについては、個人の好みがあるので、まず実食してもらうことが大切です。
配食サービスは、ご本人にとっては、レストランやご褒美感覚になられる方も多いです。食欲がそそるもの、美味しいと感じて完食できるものを是非検討してみてください。
まとめ
やわらか介護食は、用意する家族の負担がとても大きくなってしまいます。さらに、味付けが単調になり、食べる本人の食欲が低下してしまうこともしばしばです。
配食サービスをうまく利用することで、家族の心の余裕や本人の食への関心が高まりやすくなります。