仕事と介護の両立を応援するブログ

これから介護世代が増える中、育児や仕事と両立していく子供世代も増加します。いまそのような状況になっている方・これから可能性のある方に向けて、介護とはどのようなことなのかをわかりやすくお伝えできればと思います。

仕事・介護・家事の両立に悩んだら、まずは家事の自動化をやるべき理由3つ

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社の調べによると、 40〜50代の正社員のうち、10人に1人が介護と仕事を両立していることがわかっています。

その中でも、介護と仕事の両立に不安を感じている人は、約20%と高く、 5人に1人が不安や負担を感じているといえます。
一方で、介護を機に離職してしまった方では、約4割の方が、将来に非常に不安を抱えていると答えています。

仕事をしながら介護・家事を両立している方の中には、現在進行形で身体的・精神的な負担に悩まされている方も多いと思います。

今回は、将来的な不安の多い介護離職につなげないためにも、仕事・介護・家事の両立に悩んだら、まずは家事の自動化をやるべき理由3つをお伝えしたいと思います。

1. 仕事・介護・家事の両立をまともにやるのは無理

介護離職は、年間約10万人

仕事と介護の両立で、仕事を休まなければいけない機会が増えたり、精神的・身体的負担が大きくなるケースは、とても多いです。

厚生労働省の就業構造基本調査(2012年)によると、 1年間で約10万人の方が介護離職を選択せざる得ない状況になっていることがわかっています。

介護が終わっても自分の生活は続く

介護・仕事の負担により、介護離職を選ばれてしまっても、再就職をしたいと考える方も多くいらっしゃいます。

それは、介護をしながら生活することで、金銭的にも負担が大きくなることと、介護に1日中向き合うことで精神的に負担になるためです。

介護は終わりがきても、そのときには年齢的にも再就職がさらに難しくなってしまうことも…。できるだけ、仕事は続けながら介護を両立させるのが、将来の自分のためにもなります。

仕事・介護・家事の両立をまともにやるのは無理

仕事と介護の両立でも、精神的・肉体的負担が大きいうえに、家事を両立させるのは無理だといえます。

介護度によっては、仕事でいない日にはヘルパーの助けを借りながら、家事を助けてもらうのも1つの手となります。

2. 増えているヤングケアラーとは?

ヤングケアラーとは、 18歳未満の子供が、兄弟や祖父母・親などの家族の介護をしていることをいいます。

2021年4月の厚生労働省文部科学省の家族の「ヤングケアラー」に関する調査によると、中学生の20人に1人が、何かしら家族の世話や介護をしていることがわかっています。

核家族が増えてゆく日本では、ヤングケアラーの増加が問題視されています。
介護の低年齢化を考えても、家事の自動化は必須といえます。

3. 家事の自動化をすべき理由3つ

1日のうちで、一般家庭が家事にかける時間は、約4.4時間ということがわかっています。介護・仕事を両立する場合には、家事にかける時間をいかに短くするかで、時間の確保をすることができるといえます。

介護時間により、睡眠時間が不足する

在宅介護をしている方の多くが、睡眠時間が不足するために精神的・肉体的な負担が大きくなると答えています。

特に、仕事と介護を両立している場合には、家事の自動化を進めることで、時間を効率化することができます。

介護による身体的負担が大きい

介護には、トイレの介助や歩行のサポートなど、身体的負担が大きくなります。特に、掃除や洗濯・買い物への身体的負担は大きく、仕事後に家事タスクをこなすのは、大きな負担となります。

自分の時間ができることで、心の余裕ができる

少し1人でテレビをみる・1人で晩酌をする時間を作ることが、心の余裕や自分自身を癒す時間につながります。

仕事・介護を両立している自分を癒すこと、褒めてあげることが、最も大切な時間と言えます。まずは自分を優先して大切にすることが必要です。

まとめ

高齢化が進み、在宅介護をしながら家事・仕事を継続しなければいけない人が増えてきています。
まずは、1番時短を測れる家事負担を減らすことで、精神的・肉体的負担を防げると言えるのではないでしょうか。