仕事と介護の両立を応援するブログ

これから介護世代が増える中、育児や仕事と両立していく子供世代も増加します。いまそのような状況になっている方・これから可能性のある方に向けて、介護とはどのようなことなのかをわかりやすくお伝えできればと思います。

介護老人保健施設【老健】の特徴をわかりやすく解説

入院して筋力が落ちてしまい在宅復帰が不安・在宅介護をしていたけれども、最近動きが鈍くなってしまったなど、介護をしている上でもリハビリが必要とされる場面があります。
他にも、数ヶ月施設に入居してもらい、家族の介護体制を整えたいという方もいらっしゃいます。

今回は、医療・リハビリ体制が充実している介護老人保健施設特徴・受けれるサービスやリハビリについてわかりやすく解説します。


1. 老健とは?わかりやすく解説

介護老人保健施設とは、介護保険が利用できる公的施設で、老健とも呼ばれています。

老健の特徴としては、介護が必要となった高齢者が、自宅に戻ることを目的としています。そのため、食事・入浴・排泄などの生活援助をするほか、リハビリや医療ケアに力を入れているのが特徴です。

また、老健は、在宅復帰を目的としているため、原則3ヶ月〜半年を目処に一時退去することになっています。中には、【まだ自宅に帰れるほど回復していない・家族の受け入れが難しい】という理由から、期間を過ぎても入居し続ける方もいます。

老健は、比較的空きが出やすいので、特別養護老人ホームの待機で利用している方もいます。

2. 老健の入居条件

原則65歳以上で要介護1以上の高齢者

例外として、末期癌などの特定疾病により介護が必要となった場合は、40歳以上でも入居できます。

薬代が高すぎると入居できないことも…

食事・入浴・排泄介助などの基本的な介護サービスをうけることができます。洗濯は、サービスに含まれていないことが多く、業者に依頼したり、家族が持ち帰る必要があります。

リハビリテーション

入院していた方が、退院しても自宅で過ごすことが難しい場合などに入居する施設ですので、リハビリテーションプログラムが充実しています。

機能訓練室が備わっており、作業療法士理学療法士によるリハビリテーションをしっかり受けることができます。

医療ケア

入院していた方が、自宅復帰するために入居することも多いため、医療ケアもしっかりしています。

基本的に、看護師が常駐していますが、施設によっては、夜間いないこともあるので、医療ケアが常時必要な方は、確認が必要です。インスリンや痰の吸引・経管栄養の方も、看護師が常駐していれば受け入れ可能となります。

また、医師の配置も義務づけられています。退院後の方も多く、症状が変わることもあります。常勤の医師がいるので、安心して生活することができます。

4. 老健で受けられるリハビリとは?

老健でのリハビリは、週2〜3回で、1回20分から30分となります。施設によっては、短期集中リハビリを行ってくれることもあり、週3回以上受けることもできます。

リハビリ内容としては、歩行や車椅子への移動などの、自宅に戻ってから生活ができるようにするためのものになります。

5. 老健とリハビリ病院とのリハビリの違いは?

リハビリには、急性期・回復期・維持期という3段階があります。たとえば、骨折して治療をしているときは、【急性期】として病院で治療を受けます。

リハビリ病院のリハビリ

治療のあとに、脳障害などで、言葉を失ってしまった・スプーンが持てなくなって自分で食事ができない・骨折により歩けない場合などは、【回復期】となり、リハビリ病院が好ましいです。

【回復期】のリハビリは、効果を実感するのも早く、数ヶ月で、失語症の方が声が出るようになったり、骨折していた人が歩けるようになることもあります。リハビリ病院では、1日数時間もリハビリを行うのが主流です。

老健のリハビリ

老健では、【維持期】のリハビリになります。【維持期】というと、やることがないのでは…と思われがちですが、歩行はできるが足元がおぼつかない・不安がある方や、ベッドからの起き上がりがスムーズでない方などは、老健でのリハビリがおすすめです。

介護度数が今以上に上がらないようにするため・現在の生活状態をワンランク上げたい方は、【維持期】のリハビリが効果的です。

6. 老健の設備とは

老健は、一時的な入居を目的としているため、原則4人以内の大部屋になります。中には、ユニット型や個室もありますが、少ないのが現状です。

部屋の大きさは、大部屋では1人あたり 8㎡以上、個室やユニット型は 10.65㎡以上となっています。

共有設備として老健には、診察室、機能訓練室、レクリエーション部屋、リビング、食堂、お風呂、洗面所、トイレ、サービス・ステーション、調理室、洗濯室、汚物処理室の配置が義務とされています。

7. 老健の費用

老健は、公的機関のため、入居一時金がありません。

月額利用料としては、介護サービス費については、介護保険がききます。そのため、負担割合によっても大きく変わります。1割負担の方で、約8万〜13万円となります。大部屋・個室などの部屋のタイプによって、費用差がでます。大部屋では、約8万〜9万円個室では、約12万〜13万円を超えることもあります。

また、収入によって、減免措置を受けることもできます。

まとめ

在宅介護がはじまり、生活していく上で動作に不安がある場合は、老健の検討がおすすめです。

高齢者向けのリハビリなので、時間的にも無理がなく、安心して入居することができます。