入浴は、体を衛生的に保つだけでなく、リフレッシュやリラックスにもつながる心身共に大切な生活習慣です。
一方で、浴室は、家庭内事故も多い場所ということもよく知られています。滑り止めマットなどの便利な入浴補助用具を使うことで、在宅介護でも安全に入浴をすることができるようになります。
今回は、 1人で入浴する場合や、家族やヘルパーが入浴介助する場合それぞれに便利な入浴補助用具をご紹介したいと思います。
1. 入浴補助用具のメリットとは?
浴室内事故を防ぐことができる
浴室は、滑りやすいため家庭内事故も起こりやすい場所です。入浴補助用具を使うことで、浴槽を跨ぐなどの危険な動作も、安全に行うことができるようになります。
本人の体の負担が少なくて済む
浴室では、座る・立ち上がる・浴槽をまたぐ・浴槽に浸かるなどの様々な動作が必要となります。入浴補助用具は、その負担を下げてくれる効果もあります。
入浴介助が楽になる
入浴中は、本人も裸になっているため、服を掴んで持ち上げるなどの動作もできなくなります。介助ベルトなどを使うことで、入浴介助側も楽に行うことができるようになります。
2. 一人で入浴する方に便利な入浴補助用具5選
バスボード
バスボードに座り、ボードの上で体の方向転換をすることで、浴槽をまたぐことなくお風呂に入ることができます。
浮かない湯船内で座れる椅子
浴槽内で使える椅子になります。足元に吸盤がついていて、浴槽底に張り付く仕組みです。
また、シャワーチェアのように座面が高くないので、浴槽に浸しても空気を入れずに安定し、湯船の中でも浮きにくい構造になっています。
ボディウォッシュブラシ
背中など届きにくいところまで、簡単に洗うことができるブラシです。肌にも優しく洗うことができるので、とても便利です。
持ちやすい桶
取っ手が工夫されていて、力が弱くなった方でも使いやすい桶になります。かなり低価格なので、おすすめです。
湯船に入りやすくなる浴槽台
浴槽を跨いで入ることが難しい方用のステップになります。お風呂に入るときには、足を上げて浴槽をまたがなければいけないため、筋肉をかなり使います。
少しのステップがあることで、安全に入る手助けになります。
3. 入浴介助でも1人入浴でも使える絶対必須アイテム
滑り止めマット
浴室内は、とても滑りやすいため、滑り止めマットは必須と言えます。浴槽のサイドや、浴室の入り口などに設置すると安心です。
浴槽用手すり
浴槽に入るための体を支える手すりになります。工事不要で簡単に取り付けることができるので、とても便利です。
4. 入浴介助で便利な入浴補助用具
入浴介助用リフト
自動で浴槽へ浸かることができるので、とても安全で使いやすいです。高額ですが、一度購入すればずっと使えるので、介護者の負担を大きく下げることができます。
入浴用介助ベルト
お風呂内では、服を着ていないので、体を支えたくても滑り落ちてしまいます。介助ベルトを使うことで、体を支えやすくなります。
まとめ
入浴補助用具を使うことで、在宅介護でも安全に入浴することができます。どれもとても使いやすいものなので、是非取り入れてみてください。