噛む力が弱くなってきたり、飲み込むことが苦手になると、介護食の出番となります。しかし、毎度介護食を作るのも大変です。
最近では、レトルト介護食もたくさん発売されています。レトルト介護食は、外出時や介護食を作れない時などには、バランスも整っているのでとても便利です。
今回は、レトルト介護食でおいしいと評価の高いキューピーとアサヒのレトルト介護食を、実際に食べ比べてみました。
レトルト介護食は、外出時や温められない状態でも使いやすいので、常温と温め後の両方を実際に検証したいと思います。
- 1. キューピーとアサヒのレトルト介護食の見た目の違いは?
- 2. キューピーとアサヒのレトルト介護食の内容量の違いは?
- 3. キューピーとアサヒのレトルト介護食の味の違いは?
- 4. レトルト介護食おすすめアレンジレシピ
- まとめ
1. キューピーとアサヒのレトルト介護食の見た目の違いは?
今回選んだレトルト介護食
今回は、キューピーの歯ぐきでつぶせるシリーズから【おじや鶏ごぼう】を、アサヒバランス献立からは、舌で潰せるシリーズ【かに雑炊】を選んでみました。
どちらも、人気商品で、ネットの評価が高いものになっています。
見た目の違いを検証
どちらも、刻まれた野菜がたくさん入っていることがわかります。キューピーのほうが、メインの鶏肉がしっかりと入っている感じです。アサヒのレトルト介護食は、ほぐされた蟹らしきものがありますが、かなり小さくなっています。
アサヒのレトルト介護食には、キューピーよりも大きめの人参が入っているので、見た目が鮮やかです。
2. キューピーとアサヒのレトルト介護食の内容量の違いは?
キューピーの歯ぐきでつぶせるシリーズ【おじや鶏ごぼう】
キューピーのレトルト介護食は、 160gあるためかなりのボリュームとなります。その分タンパク質・脂質・カロリーも高めとなっています。
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アサヒバランス献立舌で潰せるシリーズ【かに雑炊】
アサヒのレトルト介護食は、100gと内容量は少なめです。しかし、エネルギーにもなる炭水化物量は、量の割には多く、食物繊維に関しては、ボリュームの多いキューピーよりも豊富に入っていることがわかります。
タンパク質制限が必要な方や、ほかのおかずとミックスして食べる方には、 100gという量は食べ切りやすいといえます。
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3. キューピーとアサヒのレトルト介護食の味の違いは?
最も重要なのが、味の違いです。今回は、外出先やお手伝いする人がいなくても食べられるように、レンジで温めない状態でも食べてみました。
温めずにそのまま食べた結果
キューピーの歯ぐきでつぶせるシリーズ【おじや鶏ごぼう】は、よくコンビニに売っている鶏おこわのオニギリと、ほぼ同じ味がします。鶏風味が効いていて、キノコの出汁がよく合わさっていて美味しいです。冷たくても全然美味しく食べれます。
アサヒバランス献立舌で潰せるシリーズ【かに雑炊】は、たしかにカニの風味が効いていて、旨味が多いです。でも、冷たいままだとちょっと魚介類が苦手な方には、臭いが強く難しいかもしれません。たくさんは食べれない感じです。
温めて食べてみた結果
キューピーの歯ぐきでつぶせるシリーズ【おじや鶏ごぼう】は、温めても変わらず美味しくいただけます。もう少し人参を多く入れて、見た目が華やかになれば文句なしです。
アサヒバランス献立舌で潰せるシリーズ【かに雑炊】は、温めるととても美味しいです。白だしを使っているだけあって、魚介類の旨味が引き立つので、温めて食べるのがおすすめです。
温めれば、1パックどんどん食べれます。
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4. レトルト介護食おすすめアレンジレシピ
キューピー
キューピーのホームページでは、他の味付けおじやと組み合わせたオムライスがあります。
今回紹介したレトルト介護食も、同じようにアレンジすることで、マンネリ化を防げます。上からスクランブルエッグなどをかければ、栄養価も高くなり、新しいメニューにもなるのでおすすめです。
ほかにも、片栗粉を軽く混ぜて、ごま油を引いたフライパンで【おやき】にするのもおすすめです。焼き加減は、食べれる硬さに調節すれば、いつものお粥も違った雰囲気で食べることができます。
まとめ
キューピーのレトルト介護食は、温めなくてもコンビニのおにぎりのような味付けなので食べやすかったです。温めるととても美味しくなるのが、アサヒのカニ雑炊でした。カニの風味と白だしがしっかり効いているので、味も濃いめで美味しく食べることができました。