普通の食器やお皿を使っていて、こぼしやすくなってしまったり、食べにくさを感じていたら、介護用食器がおすすめです。
介護用のお皿は、こぼれにくい形になっていたり、滑り止め付きだったりと、普通の食器とは比べものにならない程使いやすくなっています。
今回は、介護用食器の中でも、お皿についてご説明していきたいと思います。介護用のお皿の選び方や、普通のお皿との違い、おすすめアイテムについてご紹介します。
1. 介護用食器のお皿とは?
通常のおかず皿は、平べったい構造になっています。一方で、介護用のお皿は、深くこぼれにくい構造になっています。
他にも、くぼみがあるのでスプーンですくいやすくなっていたり、持ち手が幅広くなっているなど様々な工夫が凝らされています。
介護用のお皿を選ぶことで、介助なしで自分でも食べやすくなるので、自信にもつながります。普通の食器でも、新しくすることで食事の気分が大きく変わるので、介護用の食器の場合も、新しくすることで、食への興味が湧くきっかけ作りにもなります。
2. すくいやすいお皿の選び方
お皿の底の形で選ぶ
お皿の底の部分に、こぼれないような【返し】がついているものもあります。また、多くの介護用お皿は、底が深めでこぼれにくい設計となっています。
あまり深すぎると、食べにくいこともあるので、お粥などは深めのお皿・おかずはやや浅めのお皿が便利です。
持ち手があるかどうか確認
お皿を持って食べる場合には、両端に持ち手があるのか・片側のみにあるのかなどを確認して購入する必要があります。
特に、端っこに寄せてから食べ物をスプーンですくい取る場合には、持ち手があるととても便利です。
お皿を置いて食べるなら滑り止め付き
スープなどでも、持ち上げずにお皿を置いて食べるなら、滑り止め付きが便利です。お皿がずれたり、ひっくり返ったりしにくいので、ストレスなく食べることができます。
3. おすすめ!すくいやすいお皿
便利な介護食器のセット
軽量タイプで、茶碗・汁椀・小鉢・皿などがすべてセットになっています。華やかな花柄が素敵で、自分で柄を選ぶこともできます。
ひとつひとつの食器が、持ち手や深さなど使いやすさを工夫されていて、セットで買うことで食卓に統一感でます。
滑り止め付きおすすめ介護皿
スプーンですくいやすいように、食べ物が外に出ない返しのついたデザインです。端を手で掴めるように、フチが広くなっていて、お皿の底には、滑り止めもついています。
電子レンジは、使用不可ですが、食洗機の利用は可能なので後片付けも楽ちんです。
ふちが丸くなっているボウル
森修焼(しんしゅうやき) らくらくボウル M 直径120×高さ52mm 【日本製陶器・電子レンジOK・遠赤外線・マイナスイオン】
縁が内側にカーブしているので、スプーンですくいやすくなっています。焼き物なので高級感があり、プラスチックのようなチープな漢字がなく、普通の食器のように使うことができます。
電子レンジ対応なので、食事の準備もとても便利です。
色付きでご飯が見やすいお皿
白いお皿が多い中、お粥など中身が見やすい色付きのお皿もおすすめです。濃い色の介護皿は、なかなか他では売っていないので、ユニバーサルシリーズはありがたいです。大きさは、大中小と3種類あります。
すくいやすいおかず皿
スケーター 木目 すくいやすい 仕切プレート クリーム 日本製 NLPS1
お皿の底に滑り止めがついていて、お皿のはじには返しがあるので、食べ物もこぼれにくい構造になっています。
数種類のおかずを一度に盛り付けることができるので、見栄えも華やかになります。電子レンジにも食洗機にも対応しているので、使い勝手も良いです。
色は、清潔感のある白や、食べ物が見やすいブラックなどがあります。
自力で使えるおすすめ介護用スプーンについて、さらに詳しく知りたい方は、こちらを参考にされてください。
まとめ
介護用のお皿は、滑り止めや返しなど、様々な工夫がされています。介助なしで、自分のペースでご飯を食べることで、食事の時間を本人もご家族も楽しむことができます。
素材によっては、電子レンジ対応でなかったり、食洗機が使えないこともあるので、確認して購入が必要です。