生まれつき耳の聞こえにくい方や、病気により難聴になってしまう方、高齢が原因で耳が遠くなる方など、聴覚障害の方の原因は様々です。
今回は、聴覚障害とはどんな状態なのか。聴覚障害者との円滑なコミュニケーション方法をご紹介したいと思います。
1. 聴覚障害とは?
聴覚障害とは、耳が聴こえないもしくは、聴こえにくい状態です。聴覚障害の程度はさまざまで、聴こえにくさは4段階にわけられます。
軽度難聴
軽度難聴は、普通の声量の会話を聞き取ることはできます。しかし、小さな声や音が聴こえない状態になります。
中等度難聴
中等度難聴では、普通の声量の会話も聞き取りにくくなります。大きな音や声は聞こえます。
高度難聴
高度難聴では、近くで大きな声で話したり、大きな音がなっても聞き取りにくい状態です。
重度難聴
音がほとんど聞こえない状態です。生まれつき重度難聴の方は、話すことも難しいため、手話などを利用したりします。
2. 聴覚障害者とのコミュニケーション方法は?
聴覚障害は聞こえにくい段階が上がるほど、コミュニケーションが取りにくいことがわかります。聴覚障害の方は、どうやってテレビをみたり、コミュニケーションをとっているのでしょうか。
テレビは、字幕放送や手話放送で観る
テレビやニュースは、字幕放送や手話放送を使うことで、内容を理解しやすくなっています。また、スマホやインターネットにより、ニュースを見ることもできます。
筆談器を使う
筆談器は、その場で話したいことを相手に伝えるためにとても便利なツールです。手話をできる方は世の中に少ないため、外出時には必須アイテムです。
今は、電子版で書いた内容をボタン1つで消すタイプもあります。
補聴器を使う
聴力障害の程度や原因にもよりますが、耳元で音を大きくしたり、まわりの雑音を減らすことで聞き取れる方が使う器具です。
最近の補聴器は、周りの音を減らしてくれる機能や、ノイズやハウリングを抑える機能など様々な機能がついています。
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集音器を使う
主に、補聴器がまだ必要のないような軽度難聴の方が使う器具です。目の前の音をマイクでひろって、聞き取りやすくするための器具です。
手話を使う
現在では、手話ができるスタッフがいる公共施設もあります。手話を使うことで、より内容が伝わりやすくなります。
他にも、オンラインや録画の通訳オペレーターを用いて、説明してくれるところもあります。
まとめ
聴覚障害の方は、臭いや視覚、体感など様々な感覚を情報として生活していることが伝わったかと思います。