仕事と介護の両立を応援するブログ

これから介護世代が増える中、育児や仕事と両立していく子供世代も増加します。いまそのような状況になっている方・これから可能性のある方に向けて、介護とはどのようなことなのかをわかりやすくお伝えできればと思います。

大人用オムツの当て方・使い方とは

生活していて軽い尿もれが気になるようになった、オムツを使用しているのに、どこからか横漏れしてしまう…そんな方も多いのではないでしょうか。

大人のオムツは、使う人に合った適切な種類を選んで、正しい当て方をしなければ、オムツトラブルにつながってしまいます。

今回は、オムツを初めて検討する方〜寝たきりの全介護の方に向けて、オムツの当て方と適切な使い方をお伝えしていきたいと思います。

1. 大人用紙オムツの種類

大人用紙オムツの種類には、パンツタイプ・2ウェイタイプ・テープタイプの3種類があります。

パンツタイプ

自立して生活している方の尿漏れや、軽い介助をすれば歩行が可能な方におすすめです。
下着のように脱ぎ履きすることができるので、動いてもオムツがフィットして、横漏れを起こしにくいです。

トイレに行くたびに交換するのはとても大変なので、尿取りパッドを併用をおすすめします。パッドのみの交換であれば、ズボンをすべて脱ぐこともなく、簡単に交換することができます。

アテントロング丈ならば、オムツのギャザートランクスのように長めになっているので、漏れを心配することなく使うことができ、とても便利です。


2ウェイタイプ

日常生活に介助をうける頻度が高くなると、おすすめのタイプです。
日中などの活動する時間はパンツタイプ・寝ている間はテープタイプと、2通りの使い方ができるオムツになります。


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テープタイプ

寝たきりなど、全介護が必要な方には、テープタイプがおすすめです。交換するときにも、体を起こす必要がないので、介護する側も安心です。

✳︎ ︎大人用オムツ選びの基礎知識

2. パンツタイプの正しい当て方

ご自分で紙パンツを履く場合

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ケアマネジメントオンライン・花王より

紙パンツを履く場合には、オムツのギャザーをしっかり立ててから、お尻の上の部分までオムツをカバーすることで、漏れやヨレの防止につながります。

座っていたり、サイズが合っていないと、だんだんオムツがずれ落ちてきますので、定期的にウエスト部分まで持ち上げましょう。

また、尿漏れパッドを併用する場合には、オムツのギャザーが潰れていないか確認してから履きましょう。横漏れ防止に繋がります。


介助をして紙パンツを履く場合

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ケアマネジメントオンライン・花王より

介助をして紙パンツを履く場合には、麻痺している足から通すのがポイントです。また、交換するときには、紙パンツの端を下側から破って外すほうが、少ない力で済みます。

3. テープタイプの正しい当て方

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ケアマネジメントオンライン・花王より

テープタイプのポイントは、足の付け根周りに隙間ができないようにオムツを密着させることです。また、ギャザーを外側に出すことで、横漏れをさらに防ぐことができます。


エストが太くて、足の細い方

最後の下側のテープを斜め上に装着します。指1本のゆるみを残すようにつけます。ウエストは、上側のテープを止めるときに、指1本くらいのゆるみを残して付けるといいでしょう。


✳︎オムツの装着に合わせて、正しい尿取りパッドの使い方も参考にされてみてください。

✳︎ ︎尿取りパッドの当て方・使い方とは


4. 排泄ケアは、どうすればよいのか

オムツの種類と、装着方法がわかったところで、次は、排泄後にどのようにケアをすればよいのか考えていきましょう。

オムツもれを起こすならば排泄記録を

オムツの吸収力が合っていないときや、オムツを始めたばかりで、排泄の量や頻度がわからないときには、排泄記録をつけてみましょう。

1日の行動・摂取した水分量・排尿回数・オムツ漏れについて記載することで、排泄パターンがわかりやすくなります。

前から後ろへ拭く

排尿・排便後には、ウェットティッシュや濡れた布なので、前から後ろへ向かって拭くことが大切です。

特に女性は、膀胱炎など尿路感染症の原因にもなるので、拭く方向を間違えないようにします。

外出時に使うときには、流せるウェットティッシュがおすすめです。

ウェットティッシュは、乾燥防止が大切

ウェットティッシュやお尻拭きは、乾燥防止が大切です。シールタイプになっている蓋を取り付けることで、簡単に乾燥を防ぐことができます。

さらに、シールを貼り替えれば、新しいウェットティッシュにも繰り返し使うことができるので、経済的です。

✳︎ ︎オムツケアに絶対おすすめの便利グッズ


まとめ

オムツは、排泄パターンに合わせて適切な種類を選んで、正しく装着することで、快適な排泄ケアをすることができます。

特に、オムツを初めて使う場合や、介護度が変わった場合には、ぜひ参考にされてみてください。