シルバーカーとは、外出するときに荷物を入れたり、疲れた時に座って休むことができるなど、お散歩をするときにはとても便利な器具になります。
運動不足になりがちな生活も、使いやすいシルバーカーを購入することで、自分で買い物へでかけたり、散歩にいくことが億劫になりにくくなったりもします。外へ出る機会が増えることで、心身ともに健康へとつながるきっかけになるのです。
今回は、シルバーカーと歩行器の違いと、シルバーカーの選び方や種類についてご説明していきたいと思います。用途や目的に合わせて、ぜひ生活スタイルにぴったりのシルバーカーを選んでみてください。
1. シルバーカーと歩行器の違い
シルバーカーとは
シルバーカーとは、自力で歩行できる方が、外出用に使うものになります。シルバーカーの利用目的は、転んでしまうのを予防するためではありません。
シルバーカーの利用メリットは、疲れた時に椅子のようにして休めることと、荷物を運ぶことです。
歩行器とは
歩行器とは、体を支えるための手すりがU字型に広がっていて、自立歩行が難しい方のための補助器具になります。
歩行器は、体重をかけても安定しているため、転倒の防止や立ち上がりの補助になります。
シルバーカーを歩行器代わりに利用している方もいらっしゃいますが、転倒の原因になることもあるので、目的に合わせた利用が必要です。
2. シルバーカーを選んでみよう
シルバーカーを選ぶときは、買い物にいくために使うものなのか、腰が曲がって押しながら歩くと楽だから使うものなのかなど、その人に合ったタイプを選ぶことが必要です。
ハンドルの高さ調節ができる
シルバーカーは、身長や腰の湾曲に合わせて、ハンドルの高さ調節ができるものがおすすめです。
一般的にハンドルの高さは、身長の半分の高さよりも、5~15cm高めが良いとされています。
例えば、身長が154cmだった場合には、
154÷2+5〜15=82cm〜92cmが良いです。
ハンドルが高すぎると、前方が見えにくくなるし、ハンドルが低すぎると、過度な体重がかかって転倒の恐れもあります。
ブレーキがかけやすいか確認
シルバーカーには、多くの場合で、ハンドル部分にブレーキが付いています。
ブレーキの形には、自転車のような形のものと、ハンドル全体についているものと、大きく分けて2種類あります。
こちらは、自転車のグリップのようにはじについているタイプです。歩く時に、グリップを握るようにするほうが操作しやすい方は、こちらのタイプがおすすめです。
こちらは、ハンドル全体にブレーキが付いているタイプになります。小柄で真ん中を持つことが多い場合には、このタイプがおすすめです。
収納の大きさ
スーパーに買い物に行くときなどに重宝されるシルバーカーですが、収納をどれだけ必要とするかによっても選ぶものが変わります。
まとめ買いをする方などは、収納しすぎるとシルバーカーが重くなり、足腰に負担がかかってしまいます。逆に小さすぎると、入り切らなかった荷物をハンドルに掛ける方もいますが、これはおすすめできません。
病院通院や薬の持ち帰り、スーパーの買い出しなど、どのくらいの荷物を運ぶ必要があるのかを考慮して選ぶようにしましょう。
前輪の曲がる角度
シルバーカーによっては、前輪が360度回転することにより、小回りが利きやすいものもあります。他にも、左右に45度・90度・180度と方向転換の角度が異なります。
しっかり歩けていて、スーパーなどの買い物に行く時に使う場合には、小回りが利く方が便利です。
車輪の形状
シルバーカーの車輪には、車輪が1つのシングルキャスターと2つ並んだダブルキャスターがあります。
シングルキャスターは、コンパクトタイプのシルバーカーに多く、角度調節機能がついていないものも多くなります。
ダブルキャスターは、安定性が良く、多くのシルバーカーや歩行器に使われています。砂利道などでもシングルキャスターより、進みやすいといえます。
3. おすすめシルバーカー
安定性が良いボックスタイプ
ボックスタイプは、荷物入れが大きく、重量感があるのが特徴です。他のシルバーカーと比べても、歩行の安定性が良く、安全性も高くなります。
デメリットとしては、大きいために、公共機関を利用する時には邪魔になりやすいです。
マキテックのボックスタイプなら、 10リットル分の荷物入れが付いています。
さらに、横断歩道などにある道路の段差についても、3センチ以内であれば、持ち上げる必要がなくそのまま押せば通過することができる【段差スルー機能】がついています。
若い方におすすめワゴンタイプ
スタイリッシュで、若い方でも使いやすいのがワゴンタイプのシルバーカーです。荷物が多く入るだけでなく、上に蓋のついているものを選べば安定して座ることもできます。
バスや電車に便利なコンパクトタイプ
コンパクトタイプは、折り畳みをすることができるので、公共交通機関を利用する方にはとても便利です。
デメリットとしては、荷物があまり入らないことと、軽量のものが多く、安定性がボックス型やワゴン型に劣る点です。
用途が多いミドルタイプ
ボックスタイプとコンパクトタイプの間の機能を持つのが、ミドルタイプになります。日常使いに非常に便利で、折り畳み機能が付いているものも多くあるため、バスや電車も利用しやすくなります。
スエヒロのシルバーカーなら、杖や傘を立てることのできる機能や、買い物カゴを上に乗せる機能など多機能が特徴です。
折り畳みもできるため、とても便利なシルバーカーになります。
まとめ
シルバーカーは、荷物を運んだり、散歩するにはとても便利な器具になります。外になかなか出たがらない方には、散歩の補助や休憩の場所にもなるので、外出しやすくなるアイテムにもなります。
ご自分の生活スタイルにあったシルバーカーを選ぶことで、健康的な生活にもつながるので、ぜひご検討ください。