弱視の方は、日常生活の思わぬところで、大怪我や火傷を負ってしまう可能性があります。しかし、生活をするうえで、自炊や調理器具の使用は避けられません。
今回は、視力0.01以下の弱視となった母を持つ私から、お助けクッキンググッズをご紹介したいと思います。
少しの配慮が、弱視の方にはとても役立ちますので、ぜひ参考にされてみてください。
目次
1. 弱視の方の料理中のリスク
遠近感がわかりずらい
弱視の方は、遠近感がわかりずらいため、物を切ったり、お湯を注ぐなどすべての動作に危険が伴います。
遠近感がわかりにくくても、安全に使えるグッズを活用することで、リスクを減らすことができます。
やけど
熱湯やガス・IHにより、やけどの危険があります。特にIHクッキングヒーターは、料理が終わっても、天板が熱くなっています。
また、鍋も吹きこぼれにより、火傷をしてしまうこともあります。
ケガ
包丁で、硬い野菜や柔らかい物を切るときに、大きなケガをしてしまう可能性があります。
安全性の高いものを使用することをおすすめします。
判断ミス
弱視の方は、ガスやIHを使う頻度が下がるので、電気ケトルやポットは非常に便利です。
しかし、手が滑って落としてしまうなど判断ミスにより、大きなケガへつながります。
2. やけど防止オススメアイテム5選
1. 蒸気レス安全ケトル
電気ケトルは、落下したときのこぼれ・見えにくい蒸気による火傷など、便利ですが多くの危険が隠れています。
わく子の最新タイプは、蒸気がでないので、火傷の心配がありません。また、落としてもこぼれない安全設計となっています。
さらに、カップ1杯45秒でお湯が沸かせるという、脅威のスピードとなっていて、非常に便利です。
2. 燃えにくいエプロン
日本防炎協会認定の防炎エプロンがおすすめです。アームカバーも別売りで販売されています。
こちらのエプロンは、重くないので、着脱も楽にできます。また、洗濯しても、防炎効果が下がらないので、コストパフォーマンスが高いです。
キッチンが IHでないならば、必須のアイテムともいえます。我が家も、数枚持っていますが、安心感が高まります。
3. 音声操作できる電子レンジ
シャープホームページ
シャープの出しているヘルシオの中で、AIの搭載されているシリーズならば、音声認識をすることができます。
また、献立の相談も、音声対話方式で答えてくれるので、一人暮らしでも、料理を一緒に楽しむことができます。
4. 吹きこぼれにくい鍋
ふきこぼれにくい鍋製品を、多数製作している宮崎製作所の製品です。IH対応もしているので、ガスでもIHでも使用できます。
また、弱視の方は、両手鍋よりも片手鍋の方が、鍋に触れるリスクが少ないので安心です。
5. 蒸気レス炊飯器
炊飯器で危険なのは、蒸気による火傷です。
三菱の炊飯器なら、火傷リスクを伴う蒸気がほとんどでないので、安心です。また、強い火力でお米を炊くため、出来上がりのご飯も美味しいと好評です。
3. 遠近感お役立ちアイテム
ロートを使えば、カップにお湯を注ぐときや、スープを移し替えるときにも安心して使うことができます。
ワイドロートならば、 240度までの耐熱性もあり、食器洗い機にも対応しているので、衛生的に使うことができます。
4. 刃先が丸い、安全包丁
子供向けの商品ですが、刃先と端が丸くなっていて、手が切れにくい作りになっています。
また、握りやすく、滑りにくい樹脂ハンドルなので、滑り落ちる心配もありません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
弱視の方は、思わぬところで、日々不便さを感じておられます。周りに置く物を配慮することで、安全性も高まり、過ごしやすい環境を作ってあげることができます。
ヒヤリとすることがある前に、ぜひ検討されてみてください。