仕事と介護の両立を応援するブログ

これから介護世代が増える中、育児や仕事と両立していく子供世代も増加します。いまそのような状況になっている方・これから可能性のある方に向けて、介護とはどのようなことなのかをわかりやすくお伝えできればと思います。

視覚障害者のサポートにとても便利なクロックポジションとは?使い方もご紹介

視覚障害者の方と食事をするときなどに、どこになにがあるのか、分かりやすく伝えることができたら便利ですよね。

特に、熱い容器にはいっているものや、汁物などは、火傷の恐れがあるので、必ず伝えてあげることが必要です。

今回は、視覚障害者のサポートにとても便利なクロックポジションとは何か?また、使い方や活用法も具体的にお伝えしていきたいと思います。

1. クロックポジションとは?使い方は?

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クロックポジションとは、視覚障害者の方に、どこに何があるのかを伝えるためのツールになります。特に、食事の時に、クロックポジションはとても便利です。

クロックポジションは、時計の短針の方向を例えて、視覚障害者の方に場所を伝えます。例えば、「3時の方向にスープがあります」「12時の方向にサラダがあります」など伝えてあげることで、視覚障害者の方にもわかりやすく伝えることができます。

特に、熱い器やスープがある時は、視覚障害者の方は気づかず触れてしまいますので、しっかり教えてあげましょう。

クロックポジションを使う時には、向かい合った形で伝えるとわかりにくいので、同じ方向に座って伝える方が良いと思います。

2. 視覚障害者の方に急に触れてはダメ!

視覚障害者の方が道端で困っていたり、ご飯を食べる時に、ここにサラダがあると伝えたいときでも、急に触れるとビックリさせてしまいます。

道端で困っていても、「大丈夫ですか。何かお手伝いすることはありますか」と優しく声をかけるようにしましょう。

ご飯を食べるときも、クロックポジションなどを利用して、うまく伝えてあげるようにしましょう。

3. クロックポジションの活用法

クロックポジションは、食事の時以外でも役に立ちます。出かけた先などで、「4時の方向にトイレがあります」「10時の方向に改札があります」など伝えることで、おおまかな位置を伝えることができます。

クロックポジションがわかりにくいと言う方には、左右・上下でお伝えすれば良いと思います。しかし、クロックポジションを使うことで、斜めの方向もわかりやすく伝えられるのでとても便利です。

また、視覚障害者の方は、自立されている方も多いので、あまりお世話を焼きすぎずに助けになることをサポートするような感覚で行うのが良いと思います。

まとめ

クロックポジションは、直接体に触れなくても、場所を明確に伝えることのできる手段となります。
さまざまな場面で活躍する上に、多くの視覚障害の方はクロックポジションを使われた経験もあると思うので、身近に視覚障害者の方がいらしたら活用されてみてください。