仕事と介護の両立を応援するブログ

これから介護世代が増える中、育児や仕事と両立していく子供世代も増加します。いまそのような状況になっている方・これから可能性のある方に向けて、介護とはどのようなことなのかをわかりやすくお伝えできればと思います。

介護が必要となってしまう要因・病気とは?予防策は?

2016年の調査結果によると、介護などが必要なく過ごせる健康寿命は、平均約74歳とわかっています。

しかし、日本の平均寿命は、約84歳です。そのため、 10年間は、病気や怪我により、介護などのケアを受けていることがわかっています。

今回は、介護が必要になる原因はどんな病気にあるのかを解説していきたいと思います。介護にならないためには、今回ご紹介する病気の予防や早期治療が必要と言えます。
ぜひ参考にされてみてください。

1. 健康寿命とは?

健康寿命とは、怪我や病気などにより、日常生活に制限がなく生活できる期間を示しています。日本は、シンガポールに次いで健康寿命が長く、平均74歳といわれています。

性別で比較すると、健康寿命は、男性が約70歳、女性が約73歳となっています。さらに、平均寿命は、男性が約79歳、女性が約86歳になります。

つまり、男性では約9年間、女性では、10年以上は、制限を受けた生活や介護を必要としていることがわかります。

2. 介護が必要になる要因・病気ランキングとは?

2019年厚生労働省国民生活基礎調査によると、介護になった原因の1位は認知症で、約2割を占めています。

ついで、脳血管疾患が16%、高齢による衰弱が13%、転倒骨折が13% となっています。
https://kaigo.link/entry/cerebral-apoplexy-guide/omen-and-causes/

そのほかには、関節疾患・心臓血管疾患・呼吸器疾患などが挙げられます。

https://kaigo.link/entry/heart-disease-guide/cause-and-symptoms/

3. 介護を予防するには?

介護が必要となる要因ランキングからわかることとして、生活習慣病や怪我の予防が大切だといえます。

特に、女性は閉経後から骨密度が下がりやすくなるため、転倒・骨折には注意が必要です。予防のためにも、骨粗鬆症の検査や、治療を早い段階で行う必要があります

https://kaigo.link/entry/fracture-of-elderly/guide/

また、男女問わず、喫煙や乱れた生活習慣がある場合には、見直しが必要です。生活習慣病は、介護に直結するわけではないですが、後遺症が残ってしまうと要介護になりやすくなります。

https://kaigo.link/entry/diabetes-mellitus-guide/sequence-of-complications/

4. ロコモティブシンドロームとは?

最近では、身体的な機能低下を示したロコモティブシンドロームという言葉が浸透しています。ロコモティブシンドロームとは、高齢により筋力の低下や関節・脊椎などの病気により、制限された生活へつながってしまう状態を示します。

ロコモティブシンドロームを早期発見し、リハビリや日常生活改善を行うことで、要介護状態への移行を防げると言われています。
https://kaigo.link/entry/locomotive-syndrome/guide/

まとめ

介護が必要となる要因・病気は、脳血管疾患と認知症だけでも約4割にもなることが分かっています。また、身体的な衰弱が、介護を誘発してしまうこともあるため、リハビリテーションや日常生活改善の必要性があることもわかりました。

健康寿命を延ばすためにも、生活習慣を見直していく必要があるといえます。