仕事と介護の両立を応援するブログ

これから介護世代が増える中、育児や仕事と両立していく子供世代も増加します。いまそのような状況になっている方・これから可能性のある方に向けて、介護とはどのようなことなのかをわかりやすくお伝えできればと思います。

【仕事と介護の両立】コツとポイントで心を楽にしよう

働きながら、親や家族の介護をすることは、本当に大変です。介護では、イレギュラーなことも多く起こるため、仕事に支障が出ることもしばしばです。

それでも、仕事場に介護していることを伝えられていなかったり、会社によっては、介護への理解や制度が乏しい場合もあります。

今回は、仕事と介護を両立する上での、ポイントやコツをご紹介します。仕事と介護で、板挟み状態の方が、少しでも心が楽になることを願ってます。


目次

1. 鉄則は、介護は完璧でなくてよい

介護をやっていると、【あれもしなくてはいけない、これもしなくては】などと、しっかりしている人ほど、完璧にやろうと思いがちです。

そこで、心に留めておいて欲しいのは、【介護は決して完璧ではなくて良い】ということです。

ご家族にこそ分かる、本人の状態によりますが、日中だけ仕事のために、1日くらい家を空けても、命に関わるようなことは起きにくいと判断できることもあります。

介護をしながら仕事をしていると、【どうしてもヘルパーなしで仕事に行く日】なども発生してしまいます。

たまには、そんな日に、できることなら完璧な介護を離れて、見守りカメラなどを設置して仕事を優先するのも仕方のないことともいえます。


2. 介護で仕事をなるべく休まないコツ

介護と仕事の両立は、本当に大変です。すべてを自分で完璧にやろうとすると、絶対に無理だと思います。

しかし、介護をやっていると、イレギュラーな場面がたくさんでてきます。コロナでデイサービスが使えなくなったり、訪問介護の人が急に来れなくなることもあります。

仕事を休まないと!と諦めてしまうより、介護度にもよりますが、できる限りのことをして、あとはなるとかなる!と割り切ってしまうのも少しくらいアリではないでしょうか。

ケアマネージャーに相談できるか

仕事を休まないコツは、ケアマネージャーの対応の迅速さが1番頼りになります。

まずは、自分のケアマネージャーが、しっかり連絡が取れて、急な対応もできるかどうか確認してみましょう。ケアマネージャーの見直しが、仕事を続ける上で必要かもしれません。

急なデイサービス中止の対応

コロナの自粛や、施設内のインフルエンザ蔓延などで、予定していたデイサービスが中止になってしまったら…!滅多にないことですが、仕事を休めない日に限って、そんなことが起こってしまうかもしれません。

そんなときは、まずはケアマネージャーさんに相談して代替できる施設や介護サービスを提案してもらいましょう。

訪問介護の予約が取れないとき

訪問介護の事業所のうち、80%以上が訪問介護職員の不足を訴えています。
もし、訪問介護職員の予約がとれなかったら…。

まずはやはり、ケアマネージャーさんや介護サービス業者に相談しましょう。それでも代わりが見つからないときは、ご家族の介護度によりますが、なるべく出社前後にやれるべきことをやってしまいましょう。

オムツは回数多めのものを選んだり、ポータブルトイレを活用して、見守りカメラで思い切って乗り切る!なんて日もあるかもしれません。

3. 【自分時間】を大切に

在宅介護で大切なことは、睡眠時間の確保と、自分の時間を大事にすることです。

睡眠時間の確保

認知症で夜寝てくれない、トイレの介助に起こされてしまうなど、睡眠不足になり体調を崩してしまう方が多いです。

そんなときは、家族が寝てくれないことを悲観するのではなく、まずは自分の睡眠時間をどこで確保することを、優先して考えてしまいましょう。

また、限界になる前に、ショートステイや夜間はオムツに協力してもらうこともできます。

いつも家族中心で考えるのではなく、たまには割り切りも必要です。

自分の時間を大切に

自分の生活が、介護一色になってしまうのは危険です。介護はとても大切ですが、自分の人生もその先ずっと続くのですから。

必ず、ショートステイやデイサービスを利用してでも、自分の時間を無理やり作りましょう。

【自分の時間なんて必要ない】と思っていても、少し他の人と会ったり、自分のやりたいことに没頭する時間を作るだけでも、自分らしい時間が作れているのです。

まとめ

介護は、人の命にも関わることなので、完璧を目指すことで、仕事の負担になってしまうことが多いです。

しかし、介護は長く続くものですから、たまには手を抜いてもよいのです。家族が知っている、チカラを抜ける範囲内で、少し休みながら続けることが大切です。

今後は、ますます介護をしながら仕事をする人が多くなります。今よりもあと少しだけ、肩の力を抜くことができれば、家族も自分も明るくなれるのではないでしょうか。