仕事と介護の両立を応援するブログ

これから介護世代が増える中、育児や仕事と両立していく子供世代も増加します。いまそのような状況になっている方・これから可能性のある方に向けて、介護とはどのようなことなのかをわかりやすくお伝えできればと思います。

薬剤師が伝えるおすすめ服薬補助グッズご紹介

錠剤やカプセル、粉薬が飲みにくい…
手が震えて目薬がうまく入らない、独り暮らしで湿布を自力で背中に貼れないなど、お薬を使っていると様々な悩みやちょっとしたストレスが出てくるかと思います。

今回は、飲み薬や目薬、貼り薬などの外用薬をお使いの方のために、薬剤師である私がおすすめする補助グッズをご紹介したいと思います。

ひとり暮らしをされているご両親や、持病があり薬を毎日飲まないといけない方が周りでいらしたら、プレゼントでも大変喜ばれると思いますので、是非参考にされてみてください。

1. 服薬補助剤・服薬補助器具とは?

高齢のため唾液が少なくて、薬が飲み込みにくい方や、粉薬が口の中で張り付いて飲めないという方におすすめなのが、服薬補助剤になります。

オブラートやゼリーなどで、お薬を包み込むことで、無理なく飲み込みを助けてくれます。

また、リウマチなどの疾患により手がうまく使えない方、握力が少なくなったり手が震えて目薬がボタボタ垂れてしまうという方には、服薬補助器具がおすすめです。

服薬補助器具には、目薬以外でも、湿布を自分で背中に貼りにくい、ヒートから薬が出しにくいなど、様々な問題をサポートしてくれます。

2. 薬を飲み込むのが苦手な方へのおすすめグッズ

粉薬や錠剤を自力で飲み込むことが苦手な方や、嚥下困難な方におすすめのグッズになります。

オブラート

オブラートは、丸型やすでに袋になっている袋型などがあります。

オブラートの正しい使い方は、オブラートの中に薬を入れて包み込みます。そして、飲む直前に包んだオブラート全体を水に浸してから飲むようにします。

たまにオブラートを乾燥したまま飲む方もいらっしゃいますが、口の中に張り付いて余計に飲みにくくなります。


ピップ 袋 オブラート 50枚入り ぶどう風味 薬スタンド付き

オブラートは、安価で沢山入っているので、とても経済的と言えます。

服薬ゼリー

錠剤などの飲み込みが難しい方のための補助剤です。服薬ゼリーの中にカプセルや錠剤を入れることで、ゼリーのつるりと滑る効果を利用して飲み込みます。


龍角散 らくらく服薬ゼリースティックタイプ レモン味(25g×6本)3箱セット

龍角散からも専用のゼリーも市販されていますが、毎日使う方などは、自分で作る方が経済的です。使い方に慣れるまでは、市販の服薬ゼリーをお使いいただいて、慣れてきたり、使用頻度の高い方は、自作がおすすめです。

3. 目薬がうまくさせない方のための補助器具

らくらく点眼


点眼補助具 らくらく点眼(1コ入)【more30】

点眼補助器具で1番おすすめなのは、こちらの商品です。コツが入らないので、誰でも簡単に取り入れることができます。
特に、手が震えてうまく点眼できない方や、目薬が固定されないから力が入れられないという方には、非常に便利です。

目薬の本体ボトルを押すのが難しい方


カワモト 川本産業 点眼補助具 らくらく点眼III 035-152455 50×47×148mm 035-152455-00

目薬本体のボトルを押すことが難しい方には、らくらく点眼IIIがおすすめです。使い始めは、点眼を器具にセットするなどのコツが必要ですが、使い慣れればとても楽に点眼することができます。

4. 錠剤がヒートから出しにくい方の補助器具

錠剤取出具


薬の取り出し 薬の取出し お薬取出器 お薬簡単取出し 薬の簡単取出し 錠剤取出補助具「おくすりポン」

細かいヒートや切ってあるものでも簡単にセットして、誰でも錠剤を取り出すことができます。
毎日食卓の上で、プチプチお薬を出していると、たまにコロコロ転がり落ちてしまうなんて経験があると思います。

手に力が入りにくい方や、うまく錠剤がヒートから出せない方は、こちらの【オクスリポン】が便利です。とてもコンパクトなので、持ち歩きにも使いやすいです。

5. 湿布がうまく貼れない方のための補助器具


スマイルキッズ 湿布貼り 一人でペッタンコ ブルー ASH-10

背中や肩などに自分で湿布を貼るのは、老若男女問わず難しい作業です。こちらの湿布貼り器なら、湿布をセットするだけで、簡単に貼ることができます。

器具自体もとても軽いので、昔のものより使いやすいです。

薬の管理が楽になるおすすめ便利グッズの記事、こちら も参考にされてみてください。

まとめ

基礎疾患のある方の服薬や薬の使用は、毎日必要になるため、ご自身でできないことがあると大変ストレスになると思います。

服薬補助剤や服薬補助器具を利用することで、毎日の負担を下げることができるので、とても便利です。ご自身に当てはまるものがあれば、是非検討されてみてください。